悪戦苦闘の店員さん
姪っ子の1歳の誕生日に何かプレゼントをしようと考え、近所にある子供用品店に行きました。そこは最近開店したばかりの新しいお店です。
入店すると、赤ちゃんから小学生くらいまでの洋服や靴等が沢山並んでいました。サイズや商品ごとに並べられていたので、とてもさがしやすかったです。
初め、洋服にしようと思い見ていたのですが、沢山ありすぎて迷ってしまい、色や形などの好みもあるのでは、と考えたら決められなくなってしまいました。悩んだ挙句、洋服はやめました。
そして、普段の生活の中で使えるものとして、子供用の小さな椅子をプレゼントすることにしました。あんぱんマンの絵が付いた柔らかい座面で背もたれのある黄色を基調とした椅子です。
1歳の姪っ子にはまだ早いかもしれませんが、1人で歩くようになった時に使える物だと思い決めました。
そして、レジに行って支払い、「贈り物なので包んで欲しい」と店員に伝えました。この形の椅子を紙で包むのは難しいだろうな、と思いつつ店員に任せて私は他の商品を見てまわることにしました。
しかし、何分経っても呼びに来ないのです。気になってレジの方へ行って見てみると2人の女性店員が苦戦しながら椅子を包んでいるのです。まだ時間がかかりそうだと判断した私は、再び店内の商品を見て歩き始めました。
そして、さらに5分、10分と経過してもまだ呼ばれません。きっと開店したばかりのお店で、店員の方たちもまだ慣れていないのかな、と思ったら何だか申し訳ない気持ちになってしまいました。
それから数分後、やっと呼ばれレジに行くとそこで私が見たものは、ぐちゃぐちゃになった茶色の包装紙で包まれた椅子だったのです。
テープも半分取れかけ、どこから見ても大きなゴミにしか見えませんでした。プレゼントなのに、あまりにも見栄えが良くなかったので、家に帰り包装紙は全て取ってしまいました。自分で椅子の背もたれの所に赤いリボンを付けて、そのまま渡しました。
あの時は店員に大変な思いをさせ申し訳ない気持ちと、ゴミのようなものを渡された不愉快な気持ちが混ざり合い複雑な気分でした。